プログラミングを始めよう(池澤あやか)を読んだ感想
「ITってよく聞くけど文系だし分かんない」
就活でよく耳にする言葉だ。NTTのような大企業に興味はあるもののIT知識(特にプログラミング)が絡んでくると意味が分からない。そのような方に向けて池澤あやかは本を書こうと思ったのだろう。
アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう
- 作者: 池澤あやか
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2015/03/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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○目次
1.プログラミングが好きになる7つの「ヒント」
2.文系でも、飽きっぽくても続けられるプログラミングの「勉強法」
3.5つの入り口から選ぶギークへの「最初の一歩」
4.「考え方」がわかるプログラミング的思考法
本書はプログラミングを既に経験している人には不要だろう。もっと抽象的になんとなくプログラミングを難しく考えているような人に向けて書かれているものだからだ。
近年、IT市場の急激な拡大により、プログラマー不足を伝える声が目立つようになっている。また就職活動でも未経験のプログラマーを歓迎する内容の求人が目につくようになった。
かくいう僕も未経験で来春からSEとして働くことが決まっている大学生で、本書は人事が勧めてくれた未経験プログラマーに向けた一冊だった。とは言っても、僕も来春から社会人として働くわけで未経験だから何もしなくていいというわけでもない。JAVAの
基礎的な部分の理解は会社から与えられた課題で固めたし、簡単なコードなら見て理解する事ができる。その点で言えば、僕は池澤あやかが対象にした読みてとは少しばかり外れている。それもあってか僕の読了後の満足感はそこそこだ。ただ本書を読んでとにかく何かをプログラミングしてみたいという衝動は生まれた。その点では池澤あやかの狙い通りだったのではないだろうか(おそらく人事の狙い通りでもある)。
本書の後編にはいくつかのプログラミング言語が登場する。なんとなくできそうに見えたコードにチャレンジしてみるのも、完全な初心者のかたにはオススメかもしれない。
アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう
- 作者: 池澤あやか
- 出版社/メーカー: 大和書房
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